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のんびりマイペースの「沖縄タイム」

なにごとにも時間にきっちりしているのが日本社会。海外旅行に行くと、現地の悠長な流儀に調子が狂ったという話はよく聞くが、なにも海外まで行かなくても、沖縄でも同じ体験が味わえるようだ。沖縄の人々にとって戦前からの伝統ともいえるのが、のんびりマイペースの「沖縄タイム」。結婚披露宴やパーティ、講習会などの各種会合で、開会時間が遅れるのは、ほとんどあたりまえのようになっているのである。ちょっと前に、那覇市民憲章推進協議会が、市内の貸しホールやホテルで行われた結婚披露宴、パーティ、講習会などの開会時間と閉会時間についてのアンケートを実施した。すると、回答のあった二〇〇件のうち、定時に始まったのは八〇件、予定どおり終えたのが半数の一〇六件に過ぎなかったという。定時に始まり定時に終わるのがあたりまえの他県の人間からみれば、「ルーズ」とも思われてしまうが、これは沖縄の「テエゲエ主義」によるところが大きいようだ。沖縄の「テエゲエ主義」には、いわゆるナアナア主義とは違って、一種のいたわりがある。自分に対しても他人に対しても、緊張感を和らげてやっていこうというニュアンスの含まれた言葉だ。このテエゲエ主義で、自分の遅刻も他人の遅刻も寛容に許すのが、沖縄タイムとなっているのだろう。そんな沖縄タイムを堪能しに、沖縄を訪れてみてもよいだろう。

疲れた現代人の心身をリフレッシュ

あなたの行く温泉は、じつは「ただのお湯」かもしれない……といったら、どう思われるだろうか。おそらく、「そんなバカな!パンフレットに「天然温泉」と書かれているから大丈夫なはず」「昔から有名な温泉地だから、そんな心配はない」なんていう反論も聞こえてきそうだ。しかし現実には、いま日本で「本物の温泉」を味わえるところがめっきり少なくなっている。「ただのお湯」とはいわないまでも、源泉を水道水で薄めたり、一度利用した温泉を何度も使いまわしたりするケースも、急増しているのだ。そんな状況でも平気で堂々と「天然温泉」と謳っている。これは有名温泉地であっても例外ではない。もちろん、その一方で、温泉の質をかたくなに守り、みなさんの健康増進におおいに貢献している温泉が残っているのも事実。ならばなおのこと、せっかく行くなら本物の温泉を味わいたい、心も体も癒してくれる温泉に入りたい、との思いが強くなるのではないだろうか。私は若いころから、手術や診療、研究などの合間をぬって、全国各地の温泉地を巡り歩いてきた。また、日本温泉気候物理医学会認定の温泉療法医として、いかに本物の温泉が疲れた現代人の心身をリフレッシュしてくれるか、身をもって実感している。時にその中でも夕日ヶ浦温泉が特に気持ちよい。

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